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眠っている暇はない|ピロートーク=朗読推進委員会

ピロートーク=朗読推進委員会

2014.12.22 21:00|未分類
ピロートーク=朗読推進委員会を立ち上げたい。

昔、『スプリング・フィーバー』の開始20分くらい?の映像を見て衝撃を受けた。

簡単にいえば不倫夫が浮気相手に事後に詩を読み聞かせるというただそれだけの場面。
しかも読んでいる「本当は働きたくないけど金が無いから働くんだ」という決して甘くはない内容。

それまで描写されていた執着やセックスや不倫の背徳感をまるで無かったようにかき消して、道徳的(?)な内容の本を読む男と、それに甘える男の映像に衝撃を受けた。

それ以来、事後の枕元で朗読してもらうのが理想という訳の分からない嗜好が身についた。


まあそれよりなにより、いい声に包まれて眠るってロマンだよね。




記憶を掘り返してみれば、『李歐』の中にこんな一節がある。
『ぼくはいつか、彼の朗読で『紅楼夢』を聞きながら昼寝をしたいもんやと思うてますんやが、『史記』でもよろしおますな。長い文、たっぷり寝られる』
『神の火』では、島田が日野に良が好きだったフランス語…だったか?の小説を朗読するシーンがある。まるで祈祷のように。
本当のルーツは確実にここ。

更に記憶を掘り返すと、枕元で本を読んでくれるのは両親なんだと気付く。
恋人は親ではないが、それくらい甘えられる存在であって欲しいとかそーいうことなのだろうか。



そもそも小説は声に出して読むこと及び聞くことを前提としていないので、朗読だと結構頭にいれるのがキツイものがある。
夢十夜の朗読を連続して聞くと地獄。

そして今回はあくまで「ピロートーク=朗読」なので、ちょっとは雰囲気がある小説を選ばなくてはいけない。
会話文や擬音の多いラノベちっくな小説は却下、童話系も却下、残虐や悲壮感あふれるものも却下。
と消去法で行くと、実は随筆が朗読に向いているのではないかという結論に至る。

今のところ、一番ツボなのは「花よりも雨に」。
青空文庫で読める。むしろここ以外で読めない。



それ以外に好きなもの。

星の王子さまが一番枕元での朗読にあっていると想うが、「なにか読んで」とせがんで星の王子さまを出してきて読み始める男はなんだかものすごく嫌だ。

この世で一番好きな文章は高村薫だが、朗読向きではない。

野崎孝訳の「ライ麦畑でつかまえて」はまさしく声に出して読みたい本の一冊なのだが、私はコーンフィールドが嫌いなので却下。
それ以外は……「バナナフィッシュ」収録の短編は雰囲気的にいかがなものかと思う。エズミくらいか、雰囲気に耐えられそうなのは。
グラース家サーガに行くしか無いがそれもそれでどうなのか。




読んでもらうあてもないのに、朗読してもらいたい文章を探す旅は続く…。
意外と楽しいです、はい。

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