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眠っている暇はない|SOS団SS 『日常非日常』

SOS団SS 『日常非日常』

2007.04.26 21:53|二次創作
古泉いじりのSS。いっちゃんて無視されたりいじめられてこそいいんだよと暴走した結果。

私だけ楽しい話で申し訳ないです。



こんなSOS団だといいと心から思います。





「古泉くんをいじめましょう!」


なんだその教育委員会に叩かれまくりそうな提案は。


といくら俺が突っ込んだところで何も変わらず、いつものように理不尽に今日の活動内容が決まった。







『日常非日常』







「こんにちは。おや、涼宮さんはまだいらしてないのですか」


シーンと静まり返った部室。


古泉は戸惑うように、俺、朝比奈さん、長門を見渡した。


しかし俺と長門は総無視。朝比奈さんはお茶を煎れに立ち上がりかけたのを懸命に堪えていた。


「………………」


いつもの微笑を潜め、古泉はとりあえずといった感じで定位置である俺の前に座った。


すまん、古泉。でもな、


「みっんなー!」


よくわからない掛け声と共に、ハルヒがまるで見ていたようなタイミングで入室する。


朝比奈さんが慌ててお茶を汲みに立ったのを複雑な表情で眺めつつ、古泉はハルヒに挨拶した。


「こんにちは。遅かったですね」


「聞いてみくるちゃん!」


が、見事にスルー。


「…あの、僕なにかしました?」


「知らん」


大方お前の態度やら笑いが気にくわんのだろう


そういうと、古泉の顔ががみるみる陰っていくのがわかった。


ハルヒは雑談を続けているが、口元はひくひく動くという、かなり怪しい顔だ。朝比奈さんはちらちらとこちらを伺っている。長門も一度目線を向け


「…………」


まぁ何だ、いつも通りなわけで。


将棋を指してやっている俺も大分堪えられなくなっているが、古泉はそれにすら気付いた様子もなく、目線がどんどん下がっていっている。漫画でいうならショボーンとか付きそう、な……


「あっはははは!!!」


俺とハルヒが笑い出したのはほぼ同時だった。


バッと顔をあげた古泉が本当に虚をつかれた表情で、俺は更に爆笑する。


「ごめんね、古泉くん…っ」


腹筋がよじれているような顔でハルヒは涙を拭う。


「あ、あの、涼宮さんから言われて、その…すみません」


朝比奈さんは謝りながら古泉の前にお茶を置く。お詫びのつもりかお茶菓子付きだ。


まだ面食らった顔をしている古泉に、俺は笑いを止めようと必死になりながら説明する。


「今日いきなりハルヒが言い出してな、




「古泉くんて、落ち込んだ時の顔、かわいいと思わない?!」
「いや全く。そもそも見たことがない。」
「そういえばそうね。そう、昨日テレビでやってたんだけど。なんか面白そうじゃない?」




その番組が家族全員から無視される駄目親父(しかもそのストレスでハゲたという内容だった)だというのはともかく、「古泉くんてイジメられてる顔が映えると思うのよね…」というハルヒの不穏な呟きは黙っておいてやることにしよう。


「なんだ、そういうことですか。てっきり…」


「もう本っ当にごめんね!こんなこと冗談以外でやらないから!」


つまりまたやるつもりなのか、お前は。


「でもかわいかったわ古泉くん。期待通りよ!


ね、みくるちゃんもそう思わない?」


「ふぇ?!…えっと、はい…」


控え目ながら朝比奈さんにまで肯定され、古泉は笑顔のまま困惑かつ不服という複雑な表情をした。


「……ユニーク」



ぼそっと長門が呟く。が、古泉にまで届かなかったらしく

「今何かおっしゃいました?」


「………」


「な、長門さん?」

長門、応答無し。


その時の古泉の顔に(笑うべきではないと思いつつ)俺はまた笑い転げた。








   《Why do you ignored me?》

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