P日記兼SHT感想置き場のようなもの

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かにのめカナメ

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血、湧き、肉、躍るような【人間シリーズ感想】

   零崎人識が好きです。
この世界観の中で群を抜いて、唯一絶対何があっても好きと言いきれるキャラクター。
戯言使いと会話している時も、出夢くんといちゃらぶしている時も、双識お兄ちゃんの前で弟しているのも、伊織ちゃんと戯れのように戯れているのも、殺人鬼として殺して解して並べて揃えて晒している時も。
大好き。

というわけで、個人的には大ハーレムな人間シリーズ最終巻、全四冊。
やっと読み終わりました。

最終巻にして補完計画。
西尾さんは本当にネーミングと後付けがうまい人だ。
戯言ディクショナリからは考えられない内容でした。呪い名あたり、特に。

ついでに、西尾流推理小説論。
ここまで言っているのだからスイリ小説はちゃんとしてるんでしょうね?とにやにやしたい。
言ってることは間違ってないけど。



    真登場した人たち
といった弊害なのかなんなのか、あれ、性格違うと言う人が多かった。
むしろ、いーちゃんと相対すると性格が変わってしまうというのが真実な気もします。

呪い名さんたちはあんなにくっちゃべる人だったのか。
直お兄様はあんなお茶目さんだったのか。性格悪っ!
友ちんがぺらぺら喋っている。
魔女のお姉さんは腐女子だったのか。そして格好派手。京関派らしいですね別に構いやしませんが個人的には鳥益派。それ以外はおおむね同意で。
みいこさんがなんか片言に。
音々さんはあの恰好で店番をしてなさるのか。そして案外常識人。
沙咲さんってこんなかわいい人だったのか。そしてうっかりさんすぎる。
約さんはわかっていたけど悲しい人だった。
なによりもなによりも、青臭いね、零崎は。



   戯言/人間シリーズ 
戯言シリーズの魅力は、いーちゃんが青臭く泥臭く逃げ回って遊んで迷って愚痴って弄ばれて最後の最後にポーンと高跳びしてしまったところにあると思うのです。
一方で、人間シリーズには子供じみた子供と大人と精一杯の背伸びをした子供しか出てきていなくてそこがちょっと不満なところでした。
ちなみに化物語は只の青春です。青臭いというか若臭い。りすかは幼い。刀語は珍しく純粋にして純愛でした。病院坂さんは今のところ苦手……。
そんなわけで、迷っていない振りをして大いに迷っている、答えが見つかっているのに見つかっていない振りをしている、『双識』と『戯言遣い』の時の零崎が懐かしくて嬉しくて、例え彼が出てこなかろうと大満足でいた。




   西尾維新というカテゴリ
書かなくては、描かなくては、歌わなくては、それをせずにはいられない。
それをしていなければ生きていられない。
そういう人が自分は好きで。
正確に言うと、そう感じさせてくれる人が好きなんです。
ずっと追いかけていようという気持ちになる。
西尾さんはそのカテゴリに入っています、個人的に。
小説を書くのをやめたら死んじゃうんじゃないだろうか。

そんなわけで著書は全部読んでいる―――と言いたいところですが、シリーズ全コンプは戯言+人間シリーズしかないです。がっかり(自分に)。



   妄想と天才
思うに、江本智恵ちゃんが一番西尾さんに近い気もする。
いーちゃんは違うと言いきれるのでそう考えたわけですが、もしかしたら志人くんかもしれないし約さんかもしれないし潤さんかもしれないし誰でもないかもしれない。

にちゃんの話で申し訳ないですが、「小説の天才をあげろ」みたいなスレで、誰かが言ってたことを思い出しました。
凡人が天才を書いてもそれはただの頭の良いすごい人だ。と。
かと言って、天才が天才を描いてもそれは自分のような凡人には理解できないと思われます。
だって一般人だから。
人間シリーズはまさにそんな感じで、
確かに皆狂っている。
でも本当にくるっているの?
異常な世界でただ一人正常であり続けた人識ですら、正常なのか。
普通であり続けたいと願った双識兄さんは正常ではないのか。
世界がまるっとおかしいのなら、それは普通の世界じゃないか。
1+1=3だとそこに住む人が皆思っていたら、それは真実になる(by宴の支度)。
読み進めていくうちに、段々わからなくなりました。


   縁が合ったら
伊織ちゃんはメフィストで立ち読みしたのを覚えています。あれ一年前なのかぁ。
……一応言い訳しておくと、メフィストのその号は遅れてきた友人を待つ間に暇つぶしとして読んでました。ノベルス一冊読めるくらい待たされたのね、自分。
そして、縁が『合った』のかどうか、読み終わった今も同じ子と一緒にいます。
うん。




……どうにも人識を「ゼロ」と読んでいた癖が直りません。みんな零崎だっていう。

以下、人識にしか触れてないネタバレ感想。
若干ポエミィ注意です。





敵対関係――――――関係継続

 恋をするのは弱いことなの?
 恋は強い人間がすることだ。
 誰かに縋ったり、頼ったり、泣きついたり。
 それは、自分をさらけ出せる強さを持っている人が出来ること。
 気付けたらよかったのにな。
 悲しい悲しい恋の話。


好きだったんだよ。―――今でも好きだ。とか。
後何カ月か生きていたら、再会できたのに。とか。
そうやって零崎は変わらず出夢くんのことを思っていて。
出夢くんもきっと零崎のことを変わらず想っていて。
でも、兄妹だから。
たった一人の、肉を分けた血を分けた、全てを分けた妹だから。
なによりも優先しなくちゃいけなかった。自分だけが幸せになるなんて。
いーちゃんにあんなにご執心だったわけを考えるとちょっぴり切なくなります。
なにが悲しいって、表扉絵の人出絵で出夢の腕が人識を通り抜けているところですよ。

読む前は人出を書く気満々だったのですが公式で補完され過ぎてお腹一杯です。
どうでもいいけど西東さんロリコン疑惑。
あと、玉藻ちゃんがかわいい。何考えてるのかわからないけれど。
クビツリで、いーちゃんに魅かれていた理由を考えると、ちょっと悲しい。そしてごろんなイメージが頭を過ぎってしまう。

全く関係ありませんが、「うに♪」ってちょっと気持ち悪いですお兄様。性格が素敵…いや、高貴すぎますお兄様。
はたしてどっちが先なのか。






兄妹関係――――――関係継続


 誰の為でもなく。
 自分の為でもなく。
 ただ君のことを考えて。
 なんて、全部誤魔化しで。
 本当は全部、自分の為。
 戦うのも逃げるのも。
 守るのも庇うのも。
 勝つも負けるも。
 全て自分の為。
 幸せの為。
 なんて、
 全部
 嘘。


伊織ちゃんの脅威のKYっぷりに救われたのか、掬われたのか。
最後の呆気なさには呆然としましたが、家族なんていう、面倒くさくてしかしなくてはならないものは、そんなものなんでしょう。きっと。
崩子ちゃんの美少女っぷりに萌え萌えでした。ファンクラブ会員多すぎだろう。沙咲さんと数一さんまで入ってやがるですよ。
萌太くんは萌太くんで美少年ですね。中身ごと。

ゲームの謎かけ自体は簡単だったんですが、見せ方が素晴らしいよねと。
見事に引っかかりました。
お洒落がんばりニストも無駄じゃなかったね人識!
「ごめんなさいね」だけで許してしまう伊織ちゃんはやっぱり甘々の零崎一族でした。いや、恐かったけど。『人間試験』に引き続き怖かったけど。

「兄貴から受け継いだ家族愛!」
「大将お得意、根・性・論!」
「曲識にーちゃんよろしくの、ロリコン精神だ」
「それは伊織ちゃんのおかげなんだよ」

かわいいなあ。かわいいなあ。
昔の自分を思い出だと言いきれる人識になれてよかった。

“問識”なんてアタシ聞いてない!と思いつつ、零崎家存続の為ならしょうがあるまい。
願わくば彼も真正面から向き合えていますように。






兄弟関係――――――関係継続


 見えない聞こえない感じない。
 会えない勝てない探せない。
 闇の中でもがいているような。
 独りぼっちの戦い。
 それでも戦うのは。


ぴょっぴょこぴょっぴょこ出てきて呪い名大バーゲン!と思っていたら咎凪さんかわいそうな感じに。
いや、時雨さんのあっけなさといったらもう。
そりゃ、時宮のおばあさんの時みたいに人類最強相手ならしょうがないですけど。
出夢くんと戦っても勝てないけど殺されないというのはわかってるけど。
一番の犠牲者だと思います時宮時雨。
既知と来知(…?)とか、他の面々もですが似てる。家族だから、かな。
しかし、「死か死」と喋る拭森家の伝統はどうにかならないものでしょうか。

これがあったから人識はあんなに強くなったんでしょう。
双識の寿命も少しだけ伸びた―――。
理解できない弟を弟として受け入れて、構って、たくさんたくさん色々なことを伝えてくれて。
双識兄さんに、ありがとうと言いたい気分です。





無関係――――――関係断続

 昏い昏い湖を覗いて。
 向こう側に見える君を、目の前の陰に重ねて。
 その向こうに何が見える?
 偶然の出会いを必然に変えて。
 運命なんて信じないと嘯いて。
 変わりたいと思う気持ちを押さえこんで。
 変わらないと決めた気持ちを吐きだして。
 時間だけが過ぎていく。


八 年 後 の 人 識 !

やばい。ちょうもえる。
3つのキーホルダー、一体誰宛てなんだろうと考えるだけでわくわくします。
人識舞織を固定にして。双識、戯言遣い、出夢、新しい家族。
「今回は俺に会いに来た」もまた二通りくらい考えられてよいですね。
個人的には戯言遣い大プッシュで行きたいところですが、あまりにも公式で会わないと強調されてしまうと会わなくってもいいんじゃないかと思ってしまう。

人識を見ていーちゃんについて考える。
そんなコンセプト。
よく考えたら失礼な話ですが「一般人」にとって「殺し名」その他なんて理解できないんですからしょうがない。
逆に、一般人じゃない友と潤さんはいーちゃんから人識を考えているような。

智恵ちゃんが描かれていて嬉しかったり。期待通りで―――あの事件を引き起こした直接ではなく間接だけれども根源的なきっかけになったということも、期待通りでした。
逆に奈波さんに関しては期待外れというか、余りにも予想外でした。
魔女と言うから、まさか知ろうとしない人間で、その割に行間読むの大好きっ子だなんて思いませんでした。むしろその逆なイメージ。

しかし、いーちゃんも害悪細菌並に迷惑だと思う。
人識に出会い、いーちゃんに出会い、変わろうと思わざるを得なかった人たち。
人は他人で変わる程弱くないのかもしれないけれど、あまりにも深い闇を覗きこんで、真っ直ぐり帰って来られる人は少ないのではないだろうか。
人間失格はナイフで人を殺すけど、この頃の彼は言葉でも十分に傷を与えていると思われます。致命傷じゃないというだけで。










全部読んだら今度は時系列順に並べて読み直したくなりました。
後付けにしろ裏事情があるのですから、それを踏まえてもう一度。
戯言含めたら何年越しだっけ、このシリーズ。

テーマ : 戯言シリーズ
ジャンル : 小説・文学

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